こちらの記事をアップしてからはや3週間以上が経過…その間にお別れした本も多数。
ようやく取りかかり始めました!
記念すべき1回めの本は『3週間続ければ一生が変わる(ロビン・シャーマ著)』。
意識的に選択していくことで人生が変わる

この本では、目的のある人生を送るためのヒントが全部で101個紹介されています。
今回はその中で特に心に刻んでおきたいと思ったものをピックアップしてご紹介します。
最初の二十一日を乗りきる

どんなに有益な知識でも、知っているだけでは役に立たない。
実際に行動を起こし、その知識を活かしていくことが大切ですよね。
ロケットが発射直後の二、三分で使う燃料は、その後に飛ぶ五十万マイル以上の距離で消費するより多いのとおなじで、最初の二十一日を乗り切れば、あらたな習慣を身につけてすすむのは、想像していたよりはるかに楽なことに気づくでしょう。
最初の拒否反応に屈さず、習慣化をあきらないこと。そうして身についた習慣によって、人生の質が高まっていくということが書かれています。
お金を使うときに感謝する

お金を使うときは、常に感謝することを忘れないでください。これに触れるすべての人びとに幸あれとたのみ、飢えた人びとには食べ物を、裸の人びとには服をもたらし、自分の手もとには百万倍になって戻ってきなさいと命じるのです。あまり軽く考えないでください。わたしはまじめにいっているのです。
『Bring Out the Magic in Your Mind(あなたの心の魔法を花ひらかせる)』アル・コーラン著 より
すべてに通じる考え方として、「出すから入る」というものがありますね。
たとえば呼吸。まず肺の中にある空気を出すことをしないと、いくら吸おうと思っても無理ですよね。
お金(幸せ)もそれと同じで、先に与える(この場合は他人の幸せを願うこと)から返ってくる。そういうことを言っているのだと解釈しました。
この感謝の気持ちを持つことで、自分が所有しているモノやサービスの背景に関わってくれた人(売ってくれた人、運んでくれた人、作ってくれた人など)の存在をより意識できるようになり、普段どれだけの人の力を借りて生きているのかを実感する機会にもなります。それがさらに大きな感謝の気持ちへと繋がっていくと感じます。
人を許して重荷を下ろす

あなたを不当にあつかった人を許すのは、無私の行為というより、じっさいは利己的な行為なのです。胸にしまっておけたかもしれない敵意や憎悪を解き放つのは、相手のためではなく、自分自身のためにしているのです。
“情けは人のためならず”ですね。
誰かに対する負の感情が自分の中にある限り、そのために自分の貴重なエネルギーを割き続けることになってしまう。
“人を許す”という、一見相手のためだと思えるような行為が、本質的なところでは自分を癒すことに繋がっているんですね。
思考に向く環境を整える

あなたの思考が、あなたの世界をかたちづくるのです。生活のなかで焦点をあてるものが成長し、考えていることが広がり、こだわっているものが運命を決めます。
このページを読んで、昔見たツイートを思い出しました。
何気ない選択のひとつひとつが今の自分を形作ってるんですよね。
自分に素晴らしい環境を与えることは、出費ではなく投資である、とも書かれています。
小さなこともおざなりにせず、自分が何を望んでいるのか、意志のある選択を心がけたいです。
すべての本を読み終えなくてもよい

「味見のための本があり、丸呑みするための本もある。そしてごく少数だけの本だけが、かみしめ、消化するためにある。つまり、一部だけを読めばいい本があり、好奇心をもって読まなくてもいい本がある。そして、ごくかぎられた本が、努力と注意をはらいながら、最後まで読む価値がある」
イギリスの哲学者・フランシス・ベーコンの言葉
最初から最後まできっちり読まなきゃいけないという謎の義務感にかられて結果いつまで経っても1ページめが読めない、なんて本末転倒状態に陥りがちなわたしです。
「シンデレラ・ストーリー」という映画に“三振を恐れて試合から逃げるな”っていう名言(主人公サムの亡き父による教え)が出てくるのですが、まさにこの言葉を自分におくりたい。
まず開いてみないと自分にとって価値のあるものなのかどうか、それもわからないですもんね。
最近どこかで見た、「映画だって一瞬も見逃さず観るなんてことないのに本は隅から隅まで読まなきゃいけないと思ってるなんておかしな話」といった言葉にハッとしました。
「まずはちょっと味見してみるか」くらいの気持ちで、本との気楽な関係を築いていきたいです。
ライフ・ストーリーを書き直す

過去になにが起きていたとしても、あなたの未来には一点のくもりもありません。
今までどんなに時間を無駄にしてしまったとしても、これからの時間は完璧な状態で訪れるということが書かれています。
時間は平等に与えられるけど、その時間を生かすも殺すも自分次第。
昨日までがだめだったからって今日も同じに生きる必要はないんですよね。
一日を一生と見なす

すばらしい人生とは、美しい真珠のネックレスのように、満足して送れた日々の連続にすぎません。
このまま人生が続くと疑わず、つい今日という日を疎かにしてしまう。
「今日ぐらい良いだろう」が続くとやがてそれが“自分の人生そのもの”になってしまうんですよね。
また、このページでは人生を変えるのに時間はかからない、ということも語られています。
素晴らしい人生を送ろうと決意した瞬間に人生は変わる、その決意を維持し続ける努力に時間がかかるのだと。
心持ちひとつで世界の見え方って全然変わりますよね。その分、心がふらついた状態だと一度した決意も揺らぎがちになってしまう。
自分の願望を明確にして意志ある選択をする、そしてそのために今日できることを粛々と行う。そんな生き方を心がけたいです。
書籍情報
書籍タイトル :3週間続ければ一生が変わる
著者 :ロビン・シャーマ 北澤和彦=訳
出版社 :扶桑社
発売日 :2021年12月31日
ページ数 :282ページ

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