突然ですが、ジェーン・フォンダをご存知ですか?
有名な女優さんであるという認識はあったものの、以前のわたしにとっては、失礼ながら「名前は知っていても顔が浮かんでこない」という存在でした。
出演作を確認していたら好きな作品(大統領の執事の涙、パパが遺した物語)があったので改めて見返してみようと思います。
そんなわたしに衝撃が走ったのが、昨年このツイートを目にしたとき。
え、86歳!?見えない!
顔ももちろんお綺麗ですが、佇まいが美しすぎる。こんなシャンとした背筋の86歳みたことない。
かっこよすぎません!?
一気に気になる存在になり、一体彼女がどういった生活を送っているのかが知りたくなりました。
そんなときに見つけたのがこちらのインタビュー記事。
今回は主にこちらの記事を元に、彼女の魅力の秘密を探っていきたいと思います。
継続して運動することの大切さ

ジェーンは元々バレエをやっていたようです。今も姿勢が美しいのはもしかしたらその影響が大きいのかも。
1979年に公開された映画の撮影中に足首を骨折してしまったことでバレエを続けられなくなり、代わりの運動として後にビデオが大ヒットとなったエアロビを始められたそうです。
彼女が1982年にリリースしたエクササイズビデオ『ジェーン・フォンダのワークアウト』、当時日本でも話題だったみたいですね。母に聞いてみると知ってました。
一昔前でいうところのビリーズブートキャンプみたいな位置付けだったんでしょうか。わたしもそれはそれはお世話になりました。隊長の「No pain,No gain!」は今も心に刻んでおります。
ジェーンは84歳(インタビュー時)の現在も運動を継続されているということ。
(このインタビュー記事もH&Mのアクティブウェアライン「H&M Move」とコラボした時のもの)
また、よく歩くことも心がけているそうです。
毎日、車から降りるとき、自分の鍛え上げられた太ももを見ながら、運動してきて本当に良かったと思うんです
この言葉に運動を継続することの大切さが集約されてますね。
このシーンを想像するとすごく幸せな気持ちになります。わたしが今のジェーンの年齢になった時もそうありたい!
車をバックさせるとき、首を回しても痛くないことに感謝しています
この発言から、ご自身で運転されていることも見て取れます。
わたしにはジェーンより年齢が1つ上の祖母がいますが、祖母は昔とても活発な人だったのに、身体の自由が利かなくなるにつれて自発的に外へ出ることがほとんどなくなってしまいました。特に家の中で何をするでもなく、ひとりの時間を持て余しているように見えます。
それを見ていると、年齢を重ねても自由に動ける身体があるということは日々の幸福度に直結していると改めて感じます。
昔スイミングスクールの成人クラスに通っていた時、同じクラスに当時80代のおばあちゃんがいたのですが、その方もジェーンのように若々しくはつらつとした方で、エジプトや北欧などいろんな場所への旅行を楽しまれていてよくお土産話を聞かせてもらっていました。
年齢を重ねても活動的でいられるために、継続的な運動習慣を持つことはとても大切なのではないかと感じます。

私はうつ病に苦しむ家系に生まれました。私がうつを回避する方法のひとつが、運動です。身体を動かしたり、歩いたり、エクササイズをすると、憂うつな気分が晴れるんです。慢性的なうつ病となると別ですが、運動とアクティビズム、この2つこそが、私にとっての特効薬です。
身体だけではなく、心を健康に保つという意味でも運動は本当に大切ですよね。
年齢を重ねるにつれて今までできていたことができなくなる、ということが多くなってくると思うので自己効力感が下がりがちになると想像します。
そんなとき運動する習慣があれば、「わたしはまだやれる」っていう自信にもつながると思うんですよね。
運動をしている時は考え事もせずにすむので、1日中鬱々とするということもなくなります。
ジェーンはこうも語っています。
若いうちは当たり前のことでも、年をとると体力と柔軟性がないとできなくなる。今の私のモットーは、スローダウンすること。すべてがとてもゆっくりです。
衰えた部分もきちんと認めた上で、そのときどきの自分にちょうどいい形で続けていくということが大切そうですね。
よく眠り、新鮮なものを食べ、自分の意志を持つこと

ジェーンは睡眠を1番に重要視していて、1日8〜9時間は眠るそうです。
年齢を重ねると、眠りの質が低下して長時間眠れなくなることが多そうなのに、8〜9時間も寝られるということがまさに健康の証ですよね。
食事面では新鮮なものを摂ることを心がけていて、赤身肉や魚は食べる頻度を減らしているとか。糖分は控えているそうです。
お魚の頻度を減らしているのは健康うんぬんではなく、漁獲量が減少している問題を考慮してのことだそう。
ジェーンはこれまで反戦運動や、気候変動に対する問題提起を熱心にされてきたみたいです。その関係で複数回の逮捕経験もあるんだとか。
活動内容そのものについては人によって是非が分かれるかと思いますが、こういった確固たる信念を持っている方って年齢を重ねても生き生きとされている方が多いように感じます。
美容医療について

ジェーンは過去にフェイスリフトの経験があるそうです。
実は?わたしも数年前にエンブレイスRFという機器と糸リフトの合わせ技でフェイスリフトを行った経験があります。
今、もしやり直せるとしても、フェイスリフトをやるかどうかはわからない。でも、やってしまったんです。今はそれを認め、そしてただ、中毒になりうるものだと言い聞かせてる。やり続けるのはやめた方がいい。多くの女性が、なぜかわからないけど、中毒になっていると思うんです。
中毒になる、というのはすごくわかります。
フェイスリフトを行った当時、老いていくことに不安を感じて他にもいろんなアンチエイジング法を調べたり、実際に施術を受けたりしていました。
きっとそうした不安から施術を繰り返すうちに気づいたら中毒のようになってしまうのでしょうね。
「若くありたい」という気持ちの根本は、「幸せでありたい」という気持ちが元になっていると思います。
わたしはある時、ふと「こうやって若さに執着し続ける以上、いくら施術を受けても不安は無くならないんじゃないか」という考えが浮かび、それじゃあ本末転倒だ。と、それ以降不自然に老いを拒むことはやめました。
「不安を感じている状態」と「幸せを感じている状態」は同時には成立しないですもんね。
今は、日々できることはしっかりして(基本的なケア、食事・運動・睡眠の改善)それでも抗えない流れには自然に身を任せる、というような向き合い方をしていきたいと感じています。
基本的なことがもっとも大切

私はフェイシャルもあまりやらない。フェイスクリームなどにお金をかけることはしないけど、保湿を怠らず、睡眠をしっかりとり、身体を動かし、日光に当たり過ぎないようにし、私を笑わせてくれる良い友人を持つようにしている。そう、笑うことはとても大切なんですよ。
ジェーンもこう語っています。
笑うことは本当に大切ですよね。笑うことでセロトニンが分泌されて幸福感を感じやすくなるんだとか。
わたしは一人で過ごす時間が多いので、お笑いの動画などを観て「笑う時間」を設けることにしています。
(中川家さんいつもありがとう)
楽しくない時に敢えて笑顔を作ってみるというのも効果的だといいますね。
きちんと肌のケアをする、睡眠をしっかりとる、身体を動かす、よく笑う。これって自分を丁寧に扱う、自分を大切にするという精神にもつながっていると感じます。
自分のための行動を日々継続してきたジェーンは内面も満たされていて、それがより魅力的に映る要因になっているのではないでしょうか。
何歳からだって人生は楽しめる

何歳だからといって人生を諦める必要はない。楽しむこと、彼氏や彼女をつくること、新しい友人をつくること、やりたいことを諦める必要は一切ない、ということに気づいてもらいたい。まだまだたくさんの可能性があるから。
わたしがつい忘れがちになってしまうマインドです。
10代20代の頃から、幾度となく「もう◯歳なんだから」「今からこんなことをやっても遅い」と思ってきました。
今のわたしから見たら「まだ全然若いしなんだってできるのに!」って感じなのですが笑
きっと10年後のわたしが今のわたしを見ても同じことを思うんだろうなぁ。
幾つになっても年齢を理由に諦めない、そんなマインドが若さを保つということにも大きく貢献しているんでしょうね。
自分に誠実に、やりたいことをやって充実させた日々の先に素敵な老後があるのかもしれない。
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