むかーしむかし、あるところに、遊んでばかりでやらなければならないことを全て後回しにして暮らしている、ひとりの子どもがいました。
その子どもは、もちろん部屋の片付けもいつも後回しなので、とても散らかった状態の部屋で過ごしていました。
いつも母親から「部屋を片付けなさい!」「片付けないと全部捨てるよ!」と言われ続けていた子どもは、そのまま大人になり、ほんのつい最近まで、きれいにしては散らかり、またきれいにしたと思ったら散らかり…という無限ループを繰り返していました。わたしのことです。
そんなわたしも、ここ数年はいつでも人を呼べる状態の部屋を保つことができています。
今日はそのためにやったこと・習慣化したことを書いていきます。
何も考えずに動く習慣をつける
部屋が散らかる原因って、出したもの(または新しく入ってきたもの)をそのまま放置するという行為が積み重なることですよね。
なのですぐ片付ける、という習慣をつけない限り、基本的には“散らかっている部屋”がデフォルトの状態だと思うんです。
そして、なぜそのまま放置するということになるのか?大体の場合は「めんどくさいから」ですよね。
以前のわたしは、食器洗いを延々とキャンセルして、汚れた食器がシンクに山積みになった経験も一度や二度ではないような人間でした苦笑
ひとつ前の部屋に住んでいたときにお風呂の鏡掃除を怠っていたせいで、退去時に「鏡のうろこ取り料金が上乗せになるかもしれない」と言われたこともあります。(幸い上乗せは免れました)
ちなみに今、お風呂の鏡にうろこはひとつもありません。入居時から同じ状態を保っています。
180度変わった一番大きな理由は、とても単純ですが文字通りすぐ動くことを習慣にしたから。
脳が「めんどくさいな…」って思考を始める前に、使い終わった瞬間に反射的に動く。
とは言っても、最初のうちはどうしても動くより先に「めんどくさい」が頭をよぎりがちです。
そこで、その改善策を次でお話しします。
まずは行動を細分化してみる
たとえば、「食器を洗うのがめんどくさい」と思ったとします。
そのときに、いきなり「めんどくさいけど食器洗わなきゃ!」ではなく(そのまま行動に移せるならそれが一番良いと思います)、洗わなくていいからまず立ち上がってみる。
そうすると、「せっかく立ったし食器下げるくらいはしようかな?」ってなると思います。
ここからが本当の問題。過去にわたしがキャンセルし続けたように、「下げるまではするけど洗うのがね…」って方が多いんじゃないでしょうか。
そこでどうするか?
ひと踏ん張りして、“ちょっとだけ”手をつけてみる
せっかく流しまでやってきたので、めんどくさい気持ちをこらえて“ひとつだけ”洗ってみると決める。
お箸だけ、コップだけ、お皿だけ、なんでも。
それもめんどくさかったら洗わなくていいからスポンジに洗剤をつけてみる。
そうすると、さっきの「せっかく立ったし〜」の要領で「洗剤つけたし洗おうかな」ってなりませんか?
もっと細かくすると、スポンジを握ってみるだけでも。きっと「スポンジ握ったし洗ってみるか!」ってなるはず。
そうなったらもう食器を洗い終えたも同然。
よく習慣化の例えで歯磨きがあげられますよね。「歯磨きと同じレベルで無意識に行動できるようになったら習慣化したも同じ」のような。
歯磨きをはじめたのに、「めんどくさいから前歯だけ磨いてあとはまた今度にしよ」って人、いないですよね?(よね…?笑)
それと同じで、やり始めると案外最後までできると思うんです。最初の重い腰さえあげられれば。
みなさんそうなんじゃないでしょうか?
わたしは大掛かりなお風呂掃除(天井拭いたりエプロンの内側きれいにしたり…)のような、水に濡れるタイプのお掃除に拒否反応があって、一瞬「うっ…」ってなるのですが、いざ濡れてしまえば楽しくできるんですよね。
なので、ちいさくていいから何かとっかかりを掴むことが大切だと感じます。
こまめにすることで大きな手間を省ける
お掃除もお片付けも、溜めれば溜めるほど後が大変ですよね。
特に汚れは時間が経つにつれて落としづらくなりますし。
後編では、後で楽をするためにわたしが習慣にしていることをあげていきます。
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