昔の写真を見返していたときに、記憶が残っているうちに旅の記録を残しておきたい!と思い、過去を振り返るシリーズを投稿していくことにしました。
最初の投稿は、今から6年前の2019年。ちょうど今日と同じ3月4日に訪れた長崎県の高島編です。
高島に興味を持ったきっかけ
昔から廃墟になんとも言えない魅力を感じていたわたし。
特に民家や団地など、かつて人が生活をしていた名残のある廃墟が大好物です(実際に入ったことはない)。
高島の存在を知ったのは、2012年の4月に軍艦島(端島)を訪れた際の船上でのことでした。
船から外の景色を眺めていると、明らかに廃墟であろう団地のある島が!テンションが上がるわたし。

調べると、どうやら高島という島らしいことが発覚。あの島にも行ってみたい!と思ってから実に7年の歳月を経て訪れたことになります。
行こうと思えばすぐにでも行けたはずなのですが、その直後に初めて訪れたハワイにどハマりしたことと、その後数年間とあるバンドを追っかける生活が続き、気づいたら7年も経っていたのでした。
ちなみに肝心の軍艦島は一般公開されている範囲がものすごく狭く、実際に建物に近づいてみるということは叶わなかったので、正直なところかなり残念な気持ちになりました(老朽化がかなり進んでいて安全の保証ができないということなので仕方ないのですが)。
廃墟のサイトでよく地元の漁師さんに交渉して橋渡ししてもらったという記事を見ていたので、こんなことなら一般公開前にわたしもそうすれば良かったといけないことを考えてしまいました…笑
その日は波が穏やかだったので、島を離れる前に周りを船で一周してもらうことができ、それはとても貴重な体験でした。写真のデータが消えてしまってもう手元にないのがとても残念。でも目には今も焼き付いています。
羽田から長崎へ
この日は朝イチで羽田から長崎へ向かいました。長崎駅からほど近い宿泊予定のホテルに荷物を預け、その足で長崎港へ。


いざ高島へ

11:50発の高島行き高速船にのり、いざ高島へ!35分の船旅です。

もうそろそろ到着という頃、家では…

犬がお留守番中(母にお世話をお願いしていました)。何見てるんだろ?笑
高島に到着!

高島も軍艦島と同じく、かつては炭坑の島として栄えていたようです。端島(軍艦島)炭坑閉山の12年後、1986年に高島炭坑も閉山したそう。
その後時を経て海水浴場やキャンプ場、釣り公園などが整備されたとのことで、きっと夏は長崎市周辺の方で賑わうんでしょうね。

まずは島の北側へ向かうことに。早速見えてきたのがこの建物!

おそらくわたしが高島に興味を持つきっかけになったであろうこの廃墟。感動の対面です。

中に入ってみたい気持ちを堪えて、外からじっくり観察させてもらいました。
かつてはファミリーで賑わっていたであろう過去と現在の対比に、えも言われぬ気持ちで胸がギュッとなる感じがたまらなく好きです。
もしかしてこれがエモい…ってコト!?

高島では猫をたくさん見かけました。この表情にこの背中。警戒されてますね…?

先ほどの建物と目と鼻の先には海水浴場が。まだ3月だったのでひとっこひとりいませんでした。

賑わっているときとの対比という意味では、季節外れの海水浴場というものも、廃墟と似た雰囲気を感じます。
海に入れる季節にもまた行ってみたいな。
展望台を目指して島の中心部へ
高島のほぼ中央の位置に、権現山公園展望台という島を一望できる展望台があります。
ここからはそこを目指して坂道をてくてく登っていきます。

またまた猫さんたちに遭遇。めっちゃ見られてる。

地域猫みたいですね。

しばらく海沿いを通ったあと、島の内側へ入ります。
高島では、長崎県道185号高島線という県道がメインの道路のようで、島をぐるっと一周しています。

またまた猫。めっちゃ威嚇されとるやん…笑 なんもしないよー!猫にあまり歓迎されない女、ふた矢。

ここから本格的な坂道(階段)に入っていきます。民家の脇にある細い階段をどんどこ進みます。

途中にあったカトリック高島教会。この写真CDジャケットに使えそうじゃないですか?(自画自賛)

振り返ってみると、だんだん見晴らしが良くなってきました。左側手前にある小さな島が磯釣り公園になっているようです。

イノシシが出るらしいです。ウリ坊の絵かわいい。
展望台はもうすぐ…?

(全然もうすぐじゃなかった)なんだかトトロに会えそうな道。
後編はいよいよ展望台へ!
▽後編はこちら
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